帝都の東のはずれにいにしえより栄える村あり
神の子がこの世に生誕して二千年の後
三を記した巳の年に村に2人の子供が宿される
1人めの子が生を受けたのは九の月
2人めの子が生を受けたのは十二の月
彼らは同じ運命を背負い等しい名前が与えられる
見分けも付かない2人は変わらぬ道をたどり変わらぬ場所にたどりつく
振り返り彼らの名前を見た者のみがその真実を知ることになるだろう