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隅田川に続く水路として、佐賀町から清澄庭園、木場を通 り、葛西橋通りに平行して東砂まで続いていた仙台堀川。その川を木場公園東側でせき止め、東側を公園として整備した仙台堀川公園。東陽町、南砂へと続き、東砂沿いまで伸びる。そこで北に折れ、清澄通 りを越えて小名木川まで続く。
運河の両岸はほどよく植樹されていて、うねうねとした遊歩道が続いている。橋の下をくぐるので道路に上がらずに済み、信号や車を気にする心配はない。だから散歩ではなく、目的をもった人が生活道路としても随分利用して、自転車で移動する人にとってはかなり便利な道になっている。途中、豊住魚釣場があっておじさん達が魚釣を楽しんでいた。
クヌギやケヤキ、シラカシなどが森をつくっていてとても気持ちいい。真っ直ぐな道と森の中のうねった道を選んで歩ける所もあって、ジョギングやウォーキングをする人達への配慮もされている。水辺には飛び石を置いたり葦を植えている所、様々な形の池など、歩くにつれて風景が変化するため、どんどん先に進んで行きたくなる。
運河沿いをただ歩くというものではなく、公園としての美観についてかなり考えられていて、高層ビルやマンション、町工場やレストランなど地上の建物を背景に眺めても、それらとうまく調和がとれている。
今日は日曜日の朝だが、ジョギングやウォーキング、犬の散歩をする人が殆どだった。平日には生活道路としても利用価値は高い。
明治通りに架かる橋をくぐると、運河は南側を真っ直ぐ進み、遊歩道も平行して確保されている。北側は森や広場が繰返す。南砂6丁目で北砂方向へ折れる。
旧大石家住宅(江東区有形文化財)や砂町魚釣場、ふれあいの森を抜けると長い桜並木になる。
ただ一つ残念な点は、横十間川親水公園との堺辺りにポンプなどが展示してあるのだが、その付近では不快な水の匂いが強く残念な印象を受けた。 |
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