吾妻橋

場所 台東区花川戸1丁目、雷門2丁目−墨田区吾妻橋1丁目
長さ 150.3m
20m
形式 上路式アーチ橋
最初の架橋 1774年(安永3年)
現在の架橋 1931年(昭和6年)
この橋は江戸時代、民間からの請願によってつくられたという珍しい橋です。それまでは竹町渡しという渡し舟があったのですが、川の東側の人口が増え、災害などの避難対策上の問題もあったため市民から架設の願いが出されました。 その結果、武家を除く利用者から通行料を取り六年後には売上げを幕府に上納するということで許可がおり、五年がかりで民費による橋がつくられました。 その後洪水などで幾度かかけかえが行われました。明治9年にできた橋から、吾妻橋と呼ばれるようになりました(旧名は大川橋)。明治20年には、隅田川で一番最初の鉄橋になりました。開橋式は地元の人々によって盛大な祝賀会が開かれたそうです。しかし、悲しいことに大震災のとき板張りの床が焼け落ちて多数の死者を出してしまいました。そのため、現在はその教訓を生かして橋が架けられています。