| 江戸六地蔵のひとつです。享保2年(1717)4月深川の地蔵坊正元が造立、鋳物師は太田正儀、江東区唯一の都重宝であります。 正元は、深川に住み、24歳のとき大病にかかり、地蔵菩薩に祈願したところ、病気が全快したので、江戸の入日に金箔をはった丈六銅造の地蔵菩薩六体を建立することを決意し、諸国に募金、ついにこれを完成しました。とくに2体の地蔵が深川にたてられたのは正元が深川に住んでいたためか、あるいは、後援者がいたものと思われます。六体のうち富両八幡宮別当寺院永代寺の地蔵菩薩が明治初年壊されただけで、他は現存し、いずれも都重宝に指定されています。 |
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