| 松尾芭蕉は三重県上野市の出身で、延宝8年37歳のとき門人の杉山杉風の庵に移り住み、ここを深川芭蕉庵と称しました。 ここから各地の旅に出て、芭蕉一代の傑作といわれた奥の細道をはじめ、有名な紀行文をのこしました。このほか「古池や蛙飛びこむ水の音」「名月や池をめぐりて夜もすがら」の名句など、後世に残る数多くの俳句を吟じました。元禄7年大阪に旅立ち、10月12日「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」の句を辞世に51歳をもって病死し、大津市義仲寺に葬られました。古池の跡はまもなく武家地となり芭蕉庵はなくなりました。現在は地元の芭蕉史跡保存会の人達によって、毎年命日にあたる10月12日前後の日曜日に芭蕉祭を行っています。 |
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