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元さんのとっておき
■第74回 『レインボータウンFM』
03年10月24日
先日、江東区にあるFM局、レインボータウンFMにゲスト出演させて頂きました。
最近、人前で話す機会が増えつつあるんですが、やっぱりラジオは緊張しますね。
だいぶ以前にお隣のFM江戸川にも出演させてもらったことがあるんで慣れたつもりでいたんですけど、時間が開いちゃうとやっぱりダメですね。緊張します。2時間番組だったんですけど、長かったあ。

こういう地域のFM局をコミュニティFMと言うんだそうです。それは一時期、流行ったミニFMとはちょっと違います。
ミニFMというのは微弱電波での出力しかできないFM局ですので、本当にごく周辺にしか届きません。ただし免許が必要ないので個人でも簡単に開局できます。
対してコミュニティFMというのは、区や市などの特定地域への発信を目的として制度化されたFM局です。だから国の認可も必要です。
でも20Wまで出力できるのでミニFMとは比べ物にならないぐらい遠くまで電波を流せます。20Wあると、場合によっては他府県ぐらいまで届くそうです。
まあ、天気とか障害物の有無の問題でいつでもどこでも同じ条件にはならないですからね。だから単純には計算できないみたいですけど。

そして地域のために制度化されている訳ですから、実際に地域とも密接につながりがあります。
地域の特色を生かした番組や地域住民が参加する制作されたりします。また、災害時や緊急時には近隣住民に被害状況や救援活動の情報を即座に伝えられます。
ね、そう考えると個人でやってるミニFMとは役割が全然違うでしょ。
実際問題として阪神大震災の時、情報伝達手段としてインターネットとFMはすごい働きを見せたそうですよ。その結果、行政はコミュニティFMの発展には随分と力をいれていると聞いた事があります。

行政が力を入れてくれれば補助金なんかも下りるかもしれません。でも、やっぱり運営は大変だと思いますよ。
地域情報なんかをやってるせいか、私は各地のタウン誌やミニコミ誌を発行している方達と会う機会が時折あります。みなさん口をそろえて言いますね。地域情報なんて金にならないと。
私もそう思いますね。まあ、下町探偵団は今のところ営利目的じゃないんで関係ないですけど、地域情報をやってるとそれは実感として感じますね。
多分そういう意味では地域で活動してるコミュニティFMっていうのも同じだと思うんですよ。
スポンサー集めがなんだか大変そう。タウン誌などに比べれば必要予算なんかも桁違いでしょうしね。
それじゃ何のためにやってるんでしょうねえ。やっぱり私を含めてその土地を愛してる人が多いんでしょうね(そうじゃない人もいるとは思いますけど)。

地域のために頑張ってるコミュニティFM。皆さんも一度聴いてあげて下さい。
ちなみにこの辺りにある局としては葛飾FM(葛飾区)、FM江戸川(江戸川区)、中央FM(中央区)、レインボータウンFM(江東区)があります。
特にレインボータウンFMの場合、開局するまで紆余曲折があって7年もかかったそうですし、まだ今年7月に開局したばかりですから気合が入ってるみたいですよ。結構面白いかもしれません。
まあ、あんまり宣伝っぽいことを書くと手先だと思われますので、このぐらいにしておきますが、同じ地域で同じように情報発信をしてる私としては、ちょっと頑張ってもらいたいと思いますね。

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